|
“無料家づくり勉強会”50回を記念してOBの皆さんにコメントをお願いしましたところ、入居7年目の篠山市の酒井正美様よりこのようなコメントを頂戴しました。(2010.1)
酒井正美様のコメント 以前の家は昔ながらの古い和風建築でした。 その状況はと申しますと・・・ 冷たい空気・・・隙間から侵入した冬の寒風が床下に広がり畳は冷たい。建具からは隙間風。石油ストーブの灯油タンクへの給油は寒い屋外。 暗い部屋・・・・玄関を入ると土間が続き、二間くらい入った所で部屋に上がる。その辺りに居間や台所、食卓あり、昼間でも暗く電灯が必要。玄関の横の南側の和室は普段使用せず。普段の家人の出入りは勝手口からであり玄関からは来客のみ。つまり、明るい南側はほとんど使用していない状態。 湿気・・・・・・風呂の脱衣場は天井から水滴が滴り、浴槽の天井にはカビ。周りの家が新築されるのを見ながら「我が家はいつに立て直そうか」と思っていました。 娘たちが成長し、そろそろ一人ずつの子ども部屋が必要になり、建て直そうとあちらこちらの住宅展示場をはじめ、個人新築住宅を見学に行きました。メーカーそれぞれ、建物それぞれ魅力があり、なかなか決まりません。また、個人住宅も外観を見るだけでしたが様々。建築中の住宅なら完成まで見ていました。家づくりの本を何冊も買って研究しました。しかし、我が家の景観と合うデザインのためには見るからに鉄筋住宅っていうのはNOでしたし、今の生活形態なら見るからに純和風というのもNOでした。 ようやく、某社の住宅にしぼり準備を始めだしたところへ「住まいの権」さんからお話があり、父親も「権さんなら」と同意してくれました。以後、展示場をかねた社長さんのご自宅を見学させていただいたり、毎週木夜に権さんから時間をかけた説明を受けたり、一緒に見取りの作成を行いました。デザインのポイントは@屋根の形は切妻にして傷みの原因になる雨水が集まる屋根の谷部は作らない。A地震に強い総二階建て。B玄関ドアに雨がかからないようポーチは大きく。 やがて工事が始まりました。古くても住み慣れた我が家が解体される様子をみるのは寂しいものでしたが、解体が終わると一日も早い新築の完成が楽しみでした。 隣接する離れを仮住まいにしておりましたので、日々の工事の進捗状況が分かりました。途中で社長や大工さんとも話して希望を聞いてもらったりもしました。 その結果、ほぼ満足するものとなりました。 構造の特徴を簡単に説明しますと、仕用頻度の少ない応接間はありません。内玄関を広くとって対応。完成後の家財搬入等のために廊下・階段の幅は広く、階段が広いことで二階の窓から差し込む光が、一階にたくさん届く。キッチン、ダイニング、リビングは一本化。切妻屋根に太陽光発電パネル。二重ガラスにして雨戸の無い窓のガラスに割りにくい防犯シールを貼ってもらいました。ポーチが大きいためと防犯対策のため玄関ドアの窓部が細いので内玄関がやや暗かったのですが完成後に横の壁に窓を作ってもらいました。他にも色んな希望を聞いていただき、満足のいく我が家となりました。 さて、住んでみてどうでしょう。夏は二階にあるエアコン一台のみ、たまに以前からある扇風機を使ったりしますが、夜は網戸から田舎ならではの涼しい風が入ってきます。冬は三台の蓄熱ストーブとエアコン一台のみ。Tシャツと裸足でもいられます。寝るのも掛け布団一枚で大丈夫。つまり室内温度が四季を通して平均しているのです。
このように以前の家とは天と地の差です。やがて嫁いで我が家を出るであろう娘は「この家からは出たくない」なんて言ってくれました。近辺では一番良い家だと思います。
ただし、家作りは100%満足のいくことはないと思います。よそ様のお宅やテレビを見て「こうすれば良かった」と思うことはいくらでもあります。でも出来ないこともありますし、「我が家には不要」、「我が家のほうがいい」と思うことも多々あります。
満足度を上げるためには十分研究して、構想を練って、業者さん任せにせず、業者さんと十分話し合っていくことが大切です。そして完成後も様子を見に来ていただいて、改良点があれば即応じていただける、それに応えて下さる業者さんがここにあります。「住まいの権」さんです。 《アドバイス》
電気コンセントは、部屋はもちろん内玄関や外壁にも多めに。水道蛇口も屋外にいくつか。雨戸は構造強化のため壁部を残せて、また故障のない戸袋式のものとしましたが、光を多く取り込みたいならシャッター式でもいいでしょう。
光を多く取り込む為には吹き抜けもいいでしょう。(社長さん宅は吹き抜け、我が家は、階段を広く、階段を上がった先の窓を大きくしました。)
収納はたくさん。使ってる家具を使うなら寸法を測って家に入れられるように設計して節約節約。
キッチンや各部屋は使う人の意見を取りいれて。家作りを楽しんでください。
|